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自動車保険の年齢条件とは?年齢区分や設定時のポイント、変更方法、見直しのタイミングも解説

更新

2026/08/04

公開

2024/05/13

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自動車保険の年齢条件とは、補償対象となる運転者の年齢を「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」などに限定することで、保険料の割引を受けられる仕組みです。

年齢条件の設定や変更のタイミングを誤ると、同居の子どもや高齢者の家族が事故を起こした際に補償されないのではと不安に感じる方もいるでしょう。また、別居の未婚の子どもがいる場合の扱いや、変更時に保険料の差額が発生するかなど、気になるポイントも多いのではないでしょうか。

本記事では、自動車保険の年齢条件の区分や設定時のポイント、見直しのタイミング、変更方法などを解説します。

目次

    1. 自動車保険の年齢条件とは?

    自動車保険の年齢条件とは、補償対象になる運転者の年齢をあらかじめ契約で限定することで、保険料の割引を受けられる仕組みです。 

    一般的に、年齢条件を設定した(補償対象となる年齢を限定した)ほうが、年齢条件を設定しない(全年齢を対象とする)よりも保険料は抑えられます。

     たとえば、21歳以上の方しか保険の対象になる車を運転しないなら、「21歳以上補償」の年齢条件を設定することで、年齢条件を設定しない場合よりも保険料を抑えられるのです。

     ただし、「21歳以上補償」の自動車保険では、20歳以下の方が起こした事故による損害や傷害は補償されません。そのため、事故の相手方への賠償責任も含め、すべてを自己負担で対応しなければならなくなります。いざというときに補償が受けられるように、年齢条件を適切に設定することや、自身が補償対象の年齢であるかを確認したうえで運転することが大切です。

    2. 自動車保険の年齢条件によって保険料が異なるのはなぜ?

    自動車保険の年齢条件によって保険料が異なる理由は、運転者の年代によって交通事故のリスクに違いがあるためです。

    損害保険料率算出機構の資料によると、運転免許保有者10万人あたりの交通事故件数(2024年中)は「19歳以下」がもっとも高く、次いで「20~29歳」、「70歳以上」の事故件数が高くなっています。特に、若年運転者に交通事故のリスクが高い結果です。

    事故のリスクが高い運転者は、事故を起こして保険金が支払われる可能性も高くなるため、より多く保険料を負担してもらうのが公平といえます。

    そこで、年齢条件を設定して、事故リスクが高い若年層の年代と事故リスクが低い年代を区分し、リスクに応じた保険料を設定しているのです。

    年齢が若いほど事故リスクは高くなるため、年齢条件を低く設定する(より若い方まで補償対象に含める)ほど保険料が高くなる傾向にあります。

    出典
    損害保険料率算出機構「自動車保険の概要 2025年度版」

    3. 自動車保険の年齢条件の区分

    自動車保険の年齢条件の一般的な区分は次のとおりです。

    年齢条件の区分 補償範囲
    全年齢補償(年齢条件を設定しない) 運転者の年齢にかかわらず補償される
    21歳以上補償 21歳以上の方が運転中の事故が補償される
    26歳以上補償 26歳以上の方が運転中の事故が補償される

    保険会社によっては「30歳以上補償」「35歳以上補償」などの区分を設けている場合もあります。

    一般的には、「26歳以上補償」、「21歳以上補償」、「全年齢補償」、の順に保険料が抑えられます。損害保険料率算出機構によると、参考純率(保険料の基礎となる料率)ベースで見た場合「全年齢補償」は「26歳以上補償」と比較した場合、保険料に約3倍の差があるとされています。

    出典
    損害保険料率算出機構「自動車保険の概要 2025年度版」

    SOMPOダイレクトの「おとなの自動車保険」の場合

    年齢条件は「全年齢補償」「21歳以上補償」「35歳以上補償」の3区分や、「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」の4区分など、保険会社によって異なります。

    そのほか、近年では1歳刻みで設定できる自動車保険も見られるようになりました。

    SOMPOダイレクトの「おとなの自動車保険」では、契約の車を主に使用される方(記名被保険者)の補償開始日時点での年齢を基準に、1歳刻みで保険料を決定する体系を採用しています。

    「〇〇歳以上補償」という一般的な年齢区分と比較すると、事故率の低い世代の保険料が抑えられる点がメリットです。

    4. 自動車保険の年齢条件を設定するときのポイント

    自動車保険の年齢条件は、次のポイントを意識して設定しましょう。

    • 運転者の範囲を確認する
    • 運転者のなかでもっとも若い方の年齢を基準とする

    1台の車を複数人が運転する場合、設定を誤ると補償を受けられない恐れがあるため、注意が必要です。
    運転者の範囲を確認する
    年齢条件を設定する場合は、自動車保険の補償対象となる「運転者の範囲」にも注意しましょう。

    一般的に、運転者の範囲の設定は保険会社によって異なります。自動車保険に加入するときは、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

    たとえば、「おとなの自動車保険」の運転者の範囲は次のとおりです(使用目的が日常・レジャー、通勤・通学の場合)。

    運転者の範囲 補償の対象
    運転者限定特約(本人補償型) 記名被保険者本人のみ
    運転者限定特約(本人・配偶者・別居の未婚の子補償型) 記名被保険者、配偶者、別居の未婚の子どもが年齢を問わず補償される
    運転者限定特約(同居の子以外補償型) 記名被保険者、配偶者、別居の未婚の子ども、同居の親族、友人・別居の既婚の子ども等が年齢を問わず補償される
    運転者限定なし特約(同居の子年齢条件設定型)
    • 記名被保険者、配偶者、別居の未婚の子ども、同居の親族、友人・別居の既婚の子ども等が年齢を問わず補償される
    • 同居の子どもは設定した年齢以上の方が補償される

    「同居の親族」とは、同一の家屋に居住する6親等以内の血族、配偶者、3親等以内の姻族を指します。

    運転者限定特約(本人補償型)を選択すると、契約の車を主に使用される方(記名被保険者)以外の方は補償対象となりません。配偶者や同居の親族なども車を運転する場合は、その方もカバーできるタイプを選択しましょう。

    また、「おとなの自動車保険」は、同居している子どもが運転する場合、「運転者限定なし特約(同居の子年齢条件設定型)」を選択する必要があります。同居の子どもが数人運転する場合は、もっとも年齢が若い子どもの生年月日を申告します。age-condition-01.png

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    運転者のなかでもっとも若い方の年齢を基準とする

    一般的な自動車保険の場合、年齢条件は通常「〇〇歳以上補償」などの条件で設定されます。

    運転者が契約者の方のみの場合はご自身の年齢を基準に設定して構いませんが、配偶者や子どもなど複数人が車を運転する場合は、運転する同居の親族のなかでもっとも年齢の若い方を基準に設定しましょう。

    たとえば、同居する家族のなかに車を運転する方が2人(50歳の父と20歳の子ども)いるとします。50歳の方がご自身の年齢を基準に年齢条件を設定すると、20歳の子どもがその車を運転中に事故を起こしても、年齢条件から外れているため補償を受けられません。

    万一の事態に備えるために、誰が運転するかを考慮した設定が重要です。一般的な自動車保険では、運転するもっとも若い子どもの年齢にあわせて年齢条件を設定する必要があり、保険料が大幅に高くなってしまうこともあります。

    ただし、「おとなの自動車保険」では、一般的な「年齢条件」の仕組みではなく1歳刻みの保険料体系を採用しています。たとえば同居の子どもが対象車をたまにしか運転しない場合(※)、同居の子どもの年齢にあわせて年齢条件を変更する必要はありません。主に運転する親の年齢にあわせた年齢条件で計算した保険料をベースに、子どもの保険料を追加するだけで済むため、一般的な自動車保険に比べて、保険料の上昇幅を抑えやすいのが特徴です。

    同居の子どもが対象車を主に運転する場合には、同居の子どもを契約の車を主に使用される方(記名被保険者)として契約し、同居の子どもにあわせて年齢条件や運転者の範囲などを設定する必要があります。

    前述のとおり、「おとなの自動車保険」の場合は、契約の車を主に使用される方(記名被保険者)の補償開始日時点の年齢にあわせ1歳刻みで保険料が決まる仕組みのため、年齢条件をご自身で設定する必要はありません。

    5. 自動車保険の年齢条件を見直すタイミング

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    自動車保険の年齢条件は、次のようなタイミングで見直すのがおすすめです。

    • 運転者のなかでもっとも若い方が誕生日を迎えたとき
    • 子どもが運転免許を取得したとき
    • 同居している子どもが家を出たとき
    • 配偶者や子どもが車を購入したとき

    自動車保険は一般的に運転される方の年齢区分で保険料が異なるので、年齢条件の見直しによって保険料を抑えられる場合があります。

    なお、「おとなの自動車保険」は1歳刻みの保険料体系を採用していることから、一般的な自動車保険と手続きが異なる部分があります。

    以下で、一般的な自動車保険のケースと「おとなの自動車保険」のケースに分けて解説します。

    運転者のなかでもっとも若い方が誕生日を迎えたとき

    年齢区分の基準としている方が誕生日を迎えたときは、年齢条件を見直す1つのタイミングです。

    「21歳以上補償」や「26歳以上補償」の区分がある一般的な自動車保険の場合、運転者のなかでもっとも若い方が26歳の誕生日を迎えたタイミングで年齢条件を「26歳以上補償」へ変更すると、保険料が下がる可能性があります。

    なお、「おとなの自動車保険」では1歳刻みの保険料体系を採用しているため、運転者の範囲内であれば、ご自身で年齢条件を変更する必要はありません。

    子どもが運転免許を取得したとき

    子どもが運転免許を取得して、ご契約中の車を借りて運転するときも、年齢条件を見直すタイミングです。

    一般的な自動車保険の場合、20歳の同居の子どもが「35歳以上補償」の年齢条件の車を運転して事故にあっても、補償の対象とはなりません。事故にあったときに補償を受けるには、同居の子どもの年齢までカバーする年齢条件に変更が必要です。

    「おとなの自動車保険」では、日常・レジャーや通勤通学が使用目的であり、加入タイプ(運転者の範囲)が「運転者限定なし特約(同居の子年齢条件設定型)」であれば補償を受けられます。

    同居の子どもが運転免許を取得したタイミングで、「運転者限定なし特約(同居の子年齢条件設定型)」に変更して、子どもの生年月日を申告しましょう。

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    同居している子どもが家を出たとき

    同居している子どもが結婚や進学、就職などで家を出たときも、年齢条件を見直すタイミングです。

    一般的な自動車保険の場合、別居かつ未婚の子どもは、運転者の範囲に含まれていれば、年齢にかかわらず補償されます。

    子どもの年齢にあわせて年齢条件を低く設定していた場合には、子どもの別居後、年齢条件を引き上げることで保険料が下がる可能性があります。

    ほかにも対象車を運転する同居の子どもがいる場合は、その子どもの年齢にあわせて見直しましょう。

    「おとなの自動車保険」では、「運転者限定なし特約(同居の子年齢条件設定型)」から「運転者限定特約(本人・配偶者・別居の未婚の子補償型)」へ変更することで、保険料が下がる可能性があります。

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    配偶者や子どもが車を購入したとき

    配偶者や子どもが車を購入したときは、自動車保険の契約内容を見直したり、新規契約を検討したりする必要があるでしょう。

    新たな車の購入に伴って、配偶者や子どもが現在契約中の車を運転しなくなる場合、一般的な自動車保険、「おとなの自動車保険」ともに、運転者の範囲を狭める変更をして保険料を下げられる可能性があります。

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    6. 自動車保険の年齢条件や運転者の範囲の変更方法

    自動車保険の年齢条件や運転者の範囲の変更は、各保険会社の取扱代理店またはマイページで比較的簡単に行えます。

    たとえば「おとなの自動車保険」の場合、運転者の範囲はマイページからいつでも変更できます。はじめに運転者の範囲の変更が必要かどうかを確認して、必要であれば変更手続きを行いましょう。

    「おとなの自動車保険」の運転者の範囲の変更手順は次のとおりです。

    1. マイページへログインする
    2. マイページの「変更手続き」から「運転者の範囲を変更」を選択
    3. 変更希望日や現在の情報など必要項目を入力し、「変更手続きに進む」を押す
    4. 運転者の範囲を選択し、「次に進む」を押す
    5. 補償内容を確認し、「確認画面へ進む」を押す
    6. 新しい契約内容を確認し、「この内容で変更を申し込む」を押す

    7. 自動車保険の年齢条件の見直しで自動車保険料を適正化

    自動車保険の年齢条件を運転者の実態に合わせて適切に設定することで、保険料もリスクに見合ったものになります。補償対象を広げすぎると保険料が高くなり、狭めすぎると必要な補償が受けられなくなる恐れがあります。ライフステージの変化にあわせてこまめに見直しを行い、適切な条件を維持しましょう。

    年齢条件の見直し以外にも、一般的な自動車保険では運転者の範囲を本人や配偶者に限定したり、親の等級を子どもに引き継いで契約したりすることで、保険料の負担を軽減できる場合があります。インターネット割引やゴールド免許割引、新車割引、セカンドカー割引など、保険会社によってさまざまな割引制度も用意されているため、あわせて活用を検討しましょう。

    ただし、等級を引き継ぐには「配偶者」または「同居の親族」であることなどの適用条件があるため、利用する際は条件をよく確認しましょう。また、等級を譲った側の親が引き続き車に乗る場合は、新規(原則6等級)で保険に加入し直す必要があり、親自身の保険料が高くなる点にも注意が必要です。

    なお、「おとなの自動車保険」では「〇〇歳以上補償」といった一般的な年齢条件の区分にとらわれず、主に運転される方(記名被保険者)の年齢にあわせた「1歳刻みの保険料体系」を取り入れています。そのため、事故率の低い世代の保険料がより合理的に抑えられる仕組みとなっています。

    8. 自動車保険の年齢条件についてよくある質問

    割引の有無や変更時の差額保険料の取扱い、自賠責保険との違いなど、自動車保険の年齢条件に関して多く寄せられる疑問をまとめました。

    自動車保険の年齢条件や運転者範囲による割引はある?

    自動車保険では、運転者の年齢や範囲を特約で限定することで、保険料の割引を受けられます。年齢条件を高く設定したり、運転者の範囲を本人のみ、本人と配偶者のみなどに絞ったりするほど、保険料は安くなるのが一般的です。

    「おとなの自動車保険」では、「運転者限定特約(本人補償型)」「運転者限定特約(本人・配偶者・別居の未婚の子補償型)」「運転者限定特約(同居の子以外補償型)」「運転者限定なし特約(同居の子年齢条件設定型)」の4つから選択できます。

    自動車保険の年齢条件の変更で保険料に差額が出たら?

    年齢条件変更後の保険料が高くなる場合は不足分の追加支払いが必要となり、安くなる場合は払いすぎた分は返還されるのが一般的です。ただし、精算方法や返還のタイミングは保険会社によって異なるため、事前にWebサイトなどを通じて確認しておきましょう。

    自賠責保険に年齢条件はある?

    自賠責保険に年齢条件はありません。自賠責保険はすべての自動車に加入が義務付けられた強制保険で、運転者の年齢にかかわらず補償が適用されます。ただし、自賠責保険は人身事故のみが補償対象で、死亡に対する補償は最大3,000万円、後遺障害に対する補償は最大4,000万円といった上限があります。実際の事故では賠償額が1億円を超えるケースもあるため、任意の自動車保険への加入も重要です。

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    9. 自動車保険の年齢条件はライフステージの変化にあわせて見直しましょう

    自動車保険は、年齢条件で補償される範囲を限定すると、保険料を抑えられる可能性があります。年齢が上がったり、子どもが運転免許を取得して対象車を運転するようになったりしたときは、年齢条件や運転者の範囲を見直しましょう。

    「おとなの自動車保険」では、契約の車を主に使用される方(記名被保険者)の年齢条件に「〇〇歳以上補償」といった区分がありません。1歳刻みの保険料体系で、ご自身の年齢の事故率(リスク)に見合った保険料で自動車保険に加入できます。

    この機会に「おとなの自動車保険」への加入をご検討ください。

    10. 監修コメント

    補償の抜け漏れを防ぐには、年齢条件だけでなく運転者の範囲もあわせて確認することが大切です。年齢条件を満たしていても、運転者の範囲が適切に設定されていなければ補償を受けられない場合があります。たとえば「26歳以上補償」で「本人・配偶者限定」の契約の場合、30歳のお子さまが運転中に事故を起こしても、補償されません。

    また、お子さまが日常的に車を使うようになった場合は、記名被保険者の変更も必要です。記名被保険者は「契約の車を主に使用される方」を指すため、実態と契約内容にずれがあると事故の際に保険金が支払われない可能性があります。ご家族の運転状況に変化があった際は、早めに契約内容を見直しましょう。

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    荒木 和音
    監修
    荒木 和音(あらき かずね)
    金融分野専門ライター。早稲田大学卒業後、生命保険・損害保険を取り扱う保険代理店にて、家計相談や企業向けのリスクコンサルティングなどを計10年以上経験し独立。大手証券会社・保険会社や大手金融メディアでの豊富な執筆実績を持つ。専門性の高いテーマでも、読者の理解を促す構成と語り口にこだわった記事制作を得意としている。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。
    肩書・資格

    金融分野専門ライター、ファイナンシャル・プランニング技能士2級

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