自動車保険

自動車保険は免許証の色で保険料が変わる?ゴールド免許の割引制度についても解説

更新

2025/04/07

公開

2021/09/15

  • Twitterで共有する
  • Facebookでシェアする
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

運転免許証は色によって種類が区別されています。グリーンとブルー、ゴールドの3種類がありますが、優良のドライバーとされるゴールド免許保有者は、保険料がお得になることがあります。

本記事では、ゴールド免許のメリットや、2025年3月24日から新たに運用が開始されたマイナ免許証所持者の更新手数料、また、免許証の色が変わったときは、自動車保険の契約においてどのような手続きが必要になるのか解説します。
免許証の色がブルーからゴールドに変わったとき、契約中の自動車保険の保険料が変わるのかについても詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてください。

目次
    ゴールド免許なら、さらにお得!

    お車を主に使用される方がゴールド免許をお持ちの場合は、
    「ゴールド免許割引」で保険料がさらにお得になります。
    その他にも、おとなの早期契約割引「早割50日・30日」や「自動ブレーキ(ASV)割引」など豊富な割引をご用意しております。

    おとなの自動車保険
    豊富な割引プラン一覧はこちら
    新規加入をご検討中の方まずは
    簡単シミュレーション

    1. ゴールド免許とは。運転免許証の色について

    ゴールド免許とは?

    ゴールド免許とは、5年以上無事故・無違反の優良運転者に交付される運転免許証のことです。その名のとおり、運転免許証に印字されている帯の色がゴールドになっています。
     
    ゴールド免許の取得条件は、以下の3つです。

    • 5年以上、運転免許証を継続して保有している
    • 免許更新年の誕生日の41日前から過去5年間無事故・無違反である
    • 重大違反教唆幇助(きょうさほうじょ)や道路外致死傷をしたことがない

    2つ目にある「無事故」とは人身事故が対象で、反則点数のつかない物損事故はゴールド免許に影響しません。「無違反」に関しても、違反点数がつかない違反はゴールド免許に影響しませんが、違反点数がつけばゴールド免許に影響します。そのため、違反点数3点以下の軽微な違反であっても、次の更新時にブルー免許へと切り替わります。

    3つ目の重大違反教唆幇助とは、同乗者が運転者に対して事故につながる行動をそそのかすことで、道路外致死傷とは、私的に利用する駐車場など公道外で人を死傷させる事故を起こすことをさします。

    運転免許証の色の違い

    運転免許証には、ゴールド免許のほかに、グリーン免許とブルー免許があります。それぞれの違いや取得の条件、有効期限について説明します。

    グリーン免許

    初めて運転免許証を取得したときは、グリーン免許です。有効期限は3年で、一度免許を更新すると、ブルー免許になります。

    ブルー免許

    1回以上更新している免許が、ブルー免許です。ブルー免許には、「初回更新者」「一般運転者」「違反運転者」といった3つの区分があり、交通違反をしたかどうか、また、免許を取得している期間がどの程度かによって分類されます。区分により、有効期限は以下のとおり異なります。

    有効期間 条件
    初回更新者 3年 継続して免許を受けている期間が5年未満で、違反が複数回なく、かつケガのある事故を起こしていない
    一般運転者 5年※ 継続して免許を受けている期間が5年以上で、3点以下の軽微な違反が1回のみ
    違反運転者 3年 免許を受けている期間にかかわらず、違反が複数回ある、あるいはケガのある事故を起こしたことがある

    更新年に満71歳になる方は4年、満72歳以上の方は3年

    ゴールド免許

    継続して免許を受けている期間が5年以上あり、違反もケガのある事故も起こしていない場合は、ゴールド免許が交付されます。また、ゴールド免許の有効期間は基本的に5年ですが、更新年に満71歳になる場合は4年、満72歳以上の場合は3年になります。

    2. ゴールド免許を持つメリット

    ゴールド免許を持っているということは、5年以上、違反やケガのある事故を起こしていないということです。運転していないためにゴールド免許を保有している方も少なくありませんが、運転している場合は、安全運転を心がける優良運転者といえるでしょう。
     
    ゴールド免許を保有していると、以下のようなさまざまなメリットを受けることができます。

    • 運転免許証更新時の講習手数料が安くなる
    • 運転免許証更新時の講習時間が短くなる
    • 全国の警察署で運転免許証を更新できる
    • SD(セーフティードライバー)カードを取得できる
    • 自動車保険の保険料が割引になることが多い

    以下でそれぞれについて詳しく解説します。

    運転免許証更新時の講習手数料が安くなる

    運転免許証を更新する際には、更新手数料と講習手数料がかかります。優良運転者か一般運転者、違反運転者、初回更新者のいずれに属するかによって、講習手数料が異なります。ゴールド免許を保有している優良運転者は、違反運転者と比べると850円、手数料が割安です。

    また、2025年3月24日よりマイナ免許証の運用が始まりました。ゴールド免許を取得している優良運転者かつマイナ免許証取得者は、オンラインで講習を受けることができるようになり、更新時の手数料も改定されます。なお、運用開始後は、「従来の運転免許証のみ」「マイナ免許証のみ」「従来の運転免許証とマイナ免許証の両方取得」といった3つの運転免許証の持ち方が可能になります。

    運転者区分 合計手数料
    更新手数料+講習手数料
    従来の免許証 マイナ免許証
    優良運転者 3,350円(3,050円) 2,600円(2,300円)
    初回更新者 4,250円 3,500円
    一般運転者 3,650円(3,050円) 2,900円(2,300円)
    違反運転者 4,250円 3,500円

    ()内はオンライン講習の場合

    従来の免許証とマイナ免許証の両方を保有する場合は、従来の免許証の手数料+100円となります。

    運転免許証を更新する際の講習時間が短くなる

    運転免許証を更新する際には、更新講習を受ける必要があります。更新手数料と同じく講習時間も、優良運転者か一般運転者、違反運転者、初回更新者のいずれに属するかによって異なります。
     
    ゴールド免許を取得する場合は、講習時間は30分です。違反運転者は2時間なので、4倍もの差があります。

    運転者区分 運転免許証の更新講習の時間
    優良運転者 30分
    初回更新者 2時間
    一般運転者 1時間
    違反運転者 2時間
    出典
    警視庁「更新手続一覧」※2025年3月24日時点

    全国の警察署で運転免許証を更新できる

    通常、運転免許証の更新は、住所地の免許センターや警察署で行うことと定められています。
     
    しかし、ゴールド免許に更新する場合は、運転免許証更新の申請手続きを住所地以外でも行うことができます。手続きが可能な場所については、申請手続きを行う都道府県の警察署に問い合わせましょう。
     
    ただし、優良運転者であっても、運転の際に新たに眼鏡や補聴器を使用することになった方など、一部の条件に該当する場合は、住所地以外の都道府県で、更新の申請手続きが行えないことがあります。また、申請期間が定められていますので、事前に確認しておきましょう。

    SDカードを取得できる

    ゴールド免許限定ではないですが1年以上無事故無違反の方は、無事故無違反の証である「SDカード」を取得できます。SDカードを提示すると全国の加盟店でガソリン代や宿泊代などが安くなります。また、マイカーローンの金利が優遇されることもあります。
     

    自動車保険の保険料が割引になることが多い

    自動車保険では、ゴールド免許を取得している方には保険料を割引している会社があるため、保険加入時に割引制度が適用されるか確認しておきましょう。なお、自動車保険だけでなく生命保険でも割引を設定している会社もあります。

    ゴールド免許なら、さらにお得!

    お車を主に使用される方がゴールド免許をお持ちの場合は、
    「ゴールド免許割引」で保険料がさらにお得になります。
    その他にも、おとなの早期契約割引「早割50日・30日」や「自動ブレーキ(ASV)割引」など豊富な割引をご用意しております。

    おとなの自動車保険
    豊富な割引プラン一覧はこちら
    新規加入をご検討中の方まずは
    簡単シミュレーション

    3. ゴールド免許の保険料割引

    自動車保険の契約の始期日時点で記名被保険者(お車を主に使用される方)の免許証がゴールド免許の場合は、保険料の割引制度が適用されることがあります。
     
    ただし、免許証の更新時期と自動車保険の更新時期によっては、ゴールド免許の割引制度が適用されないこともあります。ここからは、SOMPOダイレクトの「おとなの自動車保険」を例に、以下の3つのケースにおいて保険料割引制度が適用されるのか・されないのかについて解説します。

    • 免許証と自動車保険の更新が同時期の場合
    • 自動車保険の保険期間中にブルーからゴールドに変更された場合
    • 自動車保険の保険期間中にゴールドからブルーに変更された場合

    免許証と自動車保険の更新が同時期の場合

    運転免許証の更新手続きが可能な期間中に保険期間の開始日があり、かつ次のいずれかに該当する場合は、ゴールド免許とみなされ割引が適用されます。

    • 自動車保険の保険期間の開始日が、ゴールド免許への更新期間内にあるとき(免許を更新しているかどうかは問わない)license-color-03.png
    • 運転免許証を更新しなければ、自動車保険の保険期間の開始日時点にゴールド免許証を取得した状態でいられるとき(保険期間の開始日より前に免許証を更新したため、現在の免許証がゴールド免許以外となったとき)license-color-02.png

    自動車保険の始期日以降にブルーからゴールドに変更された場合

    自動車保険の保険期間中にブルーからゴールドに変わっても、ゴールド免許割引は適用されません。
     
    次回の自動車保険の継続手続きをする際に、免許証の色の変更が反映されます。ゴールド免許になった場合はゴールド免許割引が適用されて、保険料が割安になります。
     
    なお、ゴールド免許割引は、自動的に適用される割引制度ではありません。ブルーからゴールドに免許証の色が変わったときは、更新の際に忘れずに申告をしましょう。

    自動車保険の保険期間中にゴールドからブルーに変更された場合

    自動車保険の保険期間中に免許証の色がゴールドからブルーに変わっても、保険期間中はゴールド免許割引が適用されます。免許証の色が変わっても保険期間中に免許の色が変わったことの申告は不要ですので、特に何もする必要はありません。
     
    ただし、次回の保険更新の際には、免許の色が変わったことを必ず申告しましょう。ゴールド免許割引が適用されなくなることで、保険料が変わる可能性があるので注意が必要です。

    保険期間中に記名被保険者を変えた場合、ゴールド免許割引はどうなる?

    記名被保険者(主に運転する方)が変わる場合には手続きが必要です。その際は、変更となる日時点での、新たに記名被保険者となる人の免許証の色が、ゴールド免許の場合には割引が適用されます。また、もし新たに記名被保険者になる方の運転免許証の色がブルーやグリーンの場合は、保険料が上がる可能性があります。

    4. 監修コメント

    5年以上継続して自動車免許を保有し、なおかつ交通違反やケガが伴う事故を起こしていない場合、更新時に優良運転者向けのゴールド免許を取得することができます。

    ゴールド免許には、更新時の講習手数料が違反運転者よりも割安になったり、講習時間が短縮されたりするなど、メリットが多数あります。
    ゴールド免許の保有者は、1年以上無事故無違反であることが条件のSDカードも取得できます。SDカードを取得すれば、加盟店で宿泊代やガソリン代の割引などが受けられます。マイカーローンの適用金利が優遇されることもあるので、マイカーをお得に購入できるかもしれません。

    SOMPOダイレクトの「おとなの自動車保険」では、ブルーやグリーンよりも保険料がお得になるゴールド免許割引があります。
    その他にも、ネット割や早割、2台目割引などのさまざまな割引制度を提供しています。いずれも新規契約時だけでなく、継続契約の際にも適用されるので、お得な保険料で自動車保険を利用し続けることができます。

    ゴールド免許なら、さらにお得!

    お車を主に使用される方がゴールド免許をお持ちの場合は、
    「ゴールド免許割引」で保険料がさらにお得になります。
    その他にも、おとなの早期契約割引「早割50日・30日」や「自動ブレーキ(ASV)割引」など豊富な割引をご用意しております。

    おとなの自動車保険
    豊富な割引プラン一覧はこちら
    新規加入をご検討中の方まずは
    簡単シミュレーション

    詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

    保険を選ぶなら「おとなの自動車保険」

    納得の保険料
    保険料は平均21,943円節約※1
    豊富な割引プラン
    新規なら最大13,600円割引※2
    安心の事故対応
    ALSOK隊員事故現場をサポート※3
    最短5分!まずはお見積り
    • 大手損害保険会社(4社)から変更し、変更前の保険会社との比較で安くなった保険料を具体的な金額でお答えいただいた1,126人の平均です。(当社 既契約者アンケート/2024年1月実施、有効回答者数28,973人)
    • 最大13,600円割引とは、ネット割+早割50日を適用した額です。ネット割は新規は13,000円となります。将来の割引は変更になることがあります。
      分割払の場合、ネット割は新規は年間12,960円となります。そのため、最大割引額(ネット割+早割50日適用)は、新規は年間13,560円となります。
    • 山間部や島しょ部、高速道路などかけつけサービスを提供できない場所や、一部サービス内容が限定的となる場合があります。また、交通事情、気象条件等によりサービスの提供ができない場合があります。
    井口 豪
    監修
    井口 豪(いのくち たけし)

    特定行政書士、法務ライター。タウン誌編集部や自動車雑誌編集部勤務を経て、2004年にフリーライターに転身。自動車関連、ファッション、スポーツ、ライフスタイル、医療、環境アセスメント、各界インタビューなど、幅広い分野で取材・執筆活動を展開する。約20年にわたりフリーライターとして活動した経験と人脈を生かし、「行政書士いのくち法務事務所」を運営。自動車関連手続き、許認可申請、入管申請取次、補助金申請代行、遺言作成のサポート、相続手続きなど法務のほか、執筆業も手掛ける。

    • Twitterで共有する
    • Facebookでシェアする
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • LINEで送る